2017年4月23日日曜日

第4回生涯学習講座 報告

平成29年2月4日、長野保健医療大学と桃李会が主催する平成28年度第4回生涯学習講座が開催されました。

今回の研修会は
「作業療法士として青年海外協力隊に参加しての経験」というテーマで本校四期卒業生の齋藤明子先生にお話を頂きました。

齋藤先生は、2008年長野医療技術専門学校 作業療法学科卒業後2014年まで信州大学医学部付属病院リハビリテーション部作業療法部門に在籍、2014年9月より、青年海外協力隊の一員としてベトナム社会主義共和国(以下、ベトナム)へ派遣され、2016年9月までご活躍されていました。

今回は2年間勤めていた青年海外協力隊でのお話をしていただきました。

まず青年海外協力隊に至るまでの経緯を話されました。新しいチャレンジをOTに関わるものでしたい、海外で働いてみたいと考えたことがきっかけだったそうです。

青年海外協力隊として現地に派遣される前にまず2ヶ月間の派遣前訓練があり同時期に50~180名が訓練をうけるそうです。訓練内容は語学訓練があり、基本的に話す言葉は派遣地域での言語のみで会話をしたそうです。他にも国際協力についてや、途上国での活動手法なども学ばれたそうです。

訓練が終わり実際にベトナムで働いた時のお話を聞くと、日本では考えられないようなことが多く驚きました。まず驚いたのはベッドが無いという理由から通路の床で点滴をしながら寝ている患者、1つのベッドに患者が二人寝ている、ベッドの稼働率が150%だということです。医療技術の不均衡などにより、患者の一局集中化になってしまっているとのことでした。また患者さんの病院での世話を家族の方が付きっきりで行っており、医療者側の人手不足を感じた一方で家族を思う気持ちがとても強いという印象を持ちました。

OTの仕事内容としては現地のリハビリスタッフに対しての評価・治療、装具作成など技術の伝達・作業療法の啓発活動などを行っていたそうです。リハビリスタッフの中には携帯をいじりながらリハビリテーションを行っている人などいたそうです。ベトナムの移動手段は主にバイクであり、脳卒中になった方もバイクでの移動が必要なため改造して運転をしたり、運転手の後ろに掴まれないかなど、その国の文化にあったOTをされているという印象がありました。

最後のまとめに言われた「日本のOTはどこでも通用する」という言葉が私の中では印象に残っておりOTとしての可能性を感じることができました。

講演会後は、齋藤先生をお招きし卒業生、在校生でランチミーティングを行いました。卒業生は久しぶりの仲間たちと語りあい、在校生は卒業生から様々な情報を聞いており、とても充実したランチミーティングとなりました。


以上、講演会・ランチミーティングのご報告とさせていただきます。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

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