2017年6月22日木曜日

研修会のご案内

桃李会の皆様、お疲れ様です。
今日は、長野医療技術専門学校2期卒業生による研修会のご案内です。



これからの脳卒中後遺症者に対するリハビリテーションの役割と責任
講師:荒井康祐(長野赤十字病院)
   長野医療技術専門学校 2期卒
    BiNI COMPLEX JAPAN 事務局
    BiNI COMPLEX JAPAN 認定セラピスト
    理学療法士
    
日時:平成2972日(日) 9:30~12:30
    
場所:長野赤十字病院 リハビリテーション室

参加費:2000

定員:30
参加条件:どなたでも可能
内容:脳卒中ガイドラインには,『発症後早期から積極的なリハビリテーションを行うことが強く勧められる.その内容には,早期座位・立位、装具を用いた早期歩行訓練,摂食・嚥下訓練,セルフケア訓練などが含まれる』と記載されています.脳卒中のリハビリテーションを行う上でこの文面を知らない方はいないかと思います.近年,学会などにおいても,治療用装具,ロボットなどを用いた歩行練習についての発表を数多く見かけます.しかし,治療用装具を備品として備えている病院,施設(特に急性期病院や生活期)はどれほどあるでしょうか?ましてや,ロボット,トレッドミルなどにいたっては非常に高価なものであるため,それらの恩恵を受けられる方は限られてきます.
 では,高額な機器がなければ,有益なリハビリテーションは行えないのでしょうか?ないから仕方がないで,『手すりを使用した起立練習を繰り返す』,『まずは,安全に安全にと三動作による静歩行の練習から初めて行く』といったことを,今後も続けて行っていいのでしょうか? 
 そもそも、治療用装具やロボットが臨床の現場に普及していかない背景には,価格が高額であるという理由以上に、早期よりどう歩行練習を行う必要性の理論的背景が広がっていないことも原因にあげられるのではないかと考えています.

 いわゆる『片麻痺』は治すものなのか?
 
 今回,実際の動画を提示しながら,『片麻痺にしない』ための急性期から回復期に必要な,これからのリハビリテーションのあり方についてお伝えいたします.

 もちろん次の日から確実に使える治療テクニックについてもお伝えいたします.


急性期の脳卒中患者に対するリハビリに苦手意識がある方
急性期の脳卒中患者のリハビリ経過がイメージつかない方
急性期の脳卒中患者のリハビリに革命を起こしたい方

是非ご参加ください。

持ち物:
動きやすい服装
バスタオル・ピラティスマット


詳細、申し込みに関しては長野リハビリテーション研究会ACTまでよろしくお願いいたします。


https://www.naganoact.jp/セミナー/

2017年4月23日日曜日

第4回生涯学習講座 報告

平成29年2月4日、長野保健医療大学と桃李会が主催する平成28年度第4回生涯学習講座が開催されました。

今回の研修会は
「作業療法士として青年海外協力隊に参加しての経験」というテーマで本校四期卒業生の齋藤明子先生にお話を頂きました。

齋藤先生は、2008年長野医療技術専門学校 作業療法学科卒業後2014年まで信州大学医学部付属病院リハビリテーション部作業療法部門に在籍、2014年9月より、青年海外協力隊の一員としてベトナム社会主義共和国(以下、ベトナム)へ派遣され、2016年9月までご活躍されていました。

今回は2年間勤めていた青年海外協力隊でのお話をしていただきました。

まず青年海外協力隊に至るまでの経緯を話されました。新しいチャレンジをOTに関わるものでしたい、海外で働いてみたいと考えたことがきっかけだったそうです。

青年海外協力隊として現地に派遣される前にまず2ヶ月間の派遣前訓練があり同時期に50~180名が訓練をうけるそうです。訓練内容は語学訓練があり、基本的に話す言葉は派遣地域での言語のみで会話をしたそうです。他にも国際協力についてや、途上国での活動手法なども学ばれたそうです。

訓練が終わり実際にベトナムで働いた時のお話を聞くと、日本では考えられないようなことが多く驚きました。まず驚いたのはベッドが無いという理由から通路の床で点滴をしながら寝ている患者、1つのベッドに患者が二人寝ている、ベッドの稼働率が150%だということです。医療技術の不均衡などにより、患者の一局集中化になってしまっているとのことでした。また患者さんの病院での世話を家族の方が付きっきりで行っており、医療者側の人手不足を感じた一方で家族を思う気持ちがとても強いという印象を持ちました。

OTの仕事内容としては現地のリハビリスタッフに対しての評価・治療、装具作成など技術の伝達・作業療法の啓発活動などを行っていたそうです。リハビリスタッフの中には携帯をいじりながらリハビリテーションを行っている人などいたそうです。ベトナムの移動手段は主にバイクであり、脳卒中になった方もバイクでの移動が必要なため改造して運転をしたり、運転手の後ろに掴まれないかなど、その国の文化にあったOTをされているという印象がありました。

最後のまとめに言われた「日本のOTはどこでも通用する」という言葉が私の中では印象に残っておりOTとしての可能性を感じることができました。

講演会後は、齋藤先生をお招きし卒業生、在校生でランチミーティングを行いました。卒業生は久しぶりの仲間たちと語りあい、在校生は卒業生から様々な情報を聞いており、とても充実したランチミーティングとなりました。


以上、講演会・ランチミーティングのご報告とさせていただきます。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。